夜の甘やかな野望
「なんですかそれ?」
「倫子さんだったら、手を引いて新しい世界に連れ出してくれそう」
「それって白馬の王子様ですよね?
ふつう、男女逆じゃないですか?」
「このご時世だよ。
男子でも、待ってよくない?
白馬の王女様」
「こういうご時世でも、いつだって女子は白馬の王子様にあこがれんです」
勢いで言って、自分らしくないセリフに顔が赤くなる。
「うーん、そっか。
まあ高校の時、馬術部だったから馬乗れるし。
白馬がいたら、乗るけど。
誰か持っていたかなあ・・」
さすが、セレブ。
心の中で呟く。