夜の甘やかな野望


近いぞ、下がれー。


というか、なんでここにいるんだ。


「先生、どうしたんですか。
 妖精さんは?」


思わず口走ってしまった。


しーんとした沈黙。


そして、爆笑。


ですよね。


「うん、言いたいことは、わかる」


宗忠の目には涙がにじんでいる。


別にフォローは必要ないから。


でもこの人、こんなに笑うことがあるんだ。


いつも静かに笑っている所しか見たことがないから。

< 50 / 257 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop