夜の甘やかな野望


「妖精さんは森に帰りました」

「続けなくていいです」

「倫子さんの方は終わったの?
 じゃなくて抜けてきた感じだね」

「はあ、まあ、ちょっと酔ったので」

「酔ってるの?」


見極めようと、じっと見つめられるのは居心地が悪い。


顔が赤くなるのがわかる。


もう、やだな。


遠くに行ってくれ。


「ほっといてください」


つんけんした口調で言って、顔をそむける。
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