夜の甘やかな野望
「妖精さんと遊んでいたことをばらさないよって、いう意味?
それとも、ランチでの話は社交辞令だってわかってますから、っていう意味?」
「へ?」
まぬけな声を出す。
しっかり読んでいるんじゃないですか。
「僕ね」
宗雅が身をかがめて、倫子の頬を指でなぜた。
琥珀色の瞳の色が濃くなり、つやめいた。
いつもの穏やかな空気がどこにもない。
この人、誰?
「気に入った獲物が射程に入ったら、逃さない。
ってか、罰ゲーム」
なんですと?
と思ったら、くちびるに熱が伝わった。