桜の舞う世界





お父様が笑っている間に席に着くことができた








その様子をみていた碧兎様はこう言った






「それでは乾杯するとしましょうか」







四人でワイングラスを手に持ちお父様が言った







「これからの桜湖と碧兎君が夫婦円満の生活を送れる一歩ができた事に乾杯!」







「「「「乾杯!」」」」






私は飲むふりをして飲まないでそのままテーブルに置いた








「ワインは上手いな」





っとお父様がいい







「上質なワインをお飲みにできて大変嬉しく思います」




っと碧兎様がいい






お母様と私はただただ和かに笑うだけ







そんな乾杯状態は長く続き












やっと終わったのは夜の11時






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