暴走族に恋をする。



結局、その日はまともに桜子ちゃんは話してくれなくて、放課後になってしまった。


「快斗!行こ!」


「うわ、ちょ!」


早坂のやつ、終わったと同時に俺の腕にしがみついてくるし…
これはさすがに誤解……されるわけないか。
俺に興味ないもんな。っていうか見てないし。


「早く行くよ!」


ってかおっぱい当たってますけどー。
わざとか?こいつ。

でも俺はもうそんなに単純でもねーっつーの。


「桜子ちゃん、バイバイ。
塾頑張ってね。」


俺はそう桜子ちゃんに声をかけたけど、早坂に歩かされて少し離れてたからか、それに返事はなかった。


「そういえば、天宮さんって黒崎蓮くんと付き合ってるって噂聞いたけど
黒崎くんって天宮さんみたいのがタイプなの?」


「…さぁ?」


「ふーん、そっか。
でも黒崎くんが彼氏なら怖いものなしだねー。」


……彼氏、俺なんだけど。

そう言いたいけど…こいつが誰と繋がってるかわかんねーから安易には言えない。
そんなことが広がれば、蓮がキレる矛先は俺だから。


「でもブラスパにあの子は似合わないよねー。」


「……せぇよ」


「え?」


「だからうるせーっつってんだよ。
そんなこと、早坂には関係ねーだろ。」


「え、快斗…?」


むしゃくしゃする。

彼氏は俺なのに。
蓮は無関係なのに。


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