暴走族に恋をする。


━━えーと、あいつらは…


「いらっしゃいませー」


「あー、中に友達いるから」


何て言わなくても、毎日のように俺はあいつらとここに来てるからわかるだろうけど。


じゃなくて…どこだー?


「…るせぇよ!」


あー、隼斗の声する。

あそこか。
…………ん?あれ。一人多い。

あれってもしかして…


「あはは、くるくるしてる。」


「当たり前だろ!パスタなんだから!」


そこには、顔を赤くして怒る隼斗と、その前に座るのは楽しそうに声を出して笑う、桜子ちゃんだった。

しかも長い髪の毛をひとつにまとめて、眼鏡もはずして、かわいい顔を思いっきり出して笑ってる。

俺もまだ見たことない髪型をして、笑顔をして。

……面白くない。


「なにしてんの」


こいつらの前で、何そんなかわいい顔してんだよ。
俺に言わないでなんでこいつらと会ってんだよ。

お前は俺の彼女じゃねーのかよ。


「おう、快斗。
クラスの女の子とクラブに行ったらしいな~」


「いいなー、俺もいきてー。」


……そんなのどうでもいいし、俺はお前らに聞いてねーよ。


「…塾は」


俺のイライラはどんどん増していって、どんどんぶっきらぼうに質問を投げる。


「今日は休みです。」


え、休み…?



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