暴走族に恋をする。



━━それから黒崎くんにも

"快斗と話し合ってきます。病院へくるのは夕方にしてください。"

とメールを送り、私は意を決して立ち上がった。


「行ってくる。
ご飯付き合ってくれてありがとう。

もしぶつかってフラれたら、その時はちゃんと慰めてね。」


「当たり前じゃん!
……頑張ってきな。」


「うん、ありがとう。」


私はそういってお金を先に払い、病院へ向かった。


快斗に拒絶されることとか、もし私のせいだって言われたら…なんて怖いことは山ほどあるけど

怖くても、傷つくとしても、
快斗に好きだと伝えたい。

傷つくことが怖くて逃げたくない。

愛されたいと願うばかりで誰のことも愛そうとしなかった私を愛してくれた快斗に

たとえ嘘だったとしても、もう復縁できなかったとしても
『ありがとう』と伝えたい。


いつでも真正面で、正統派な私が愛した男は真逆な…正反対なやつだけだ
私には快斗が必要だから。

私は私のためにも、快斗にぶつかっていくんだ。



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