天満堂へようこそ
「待たせたか?」

「いえ、気配がしましたので。そちらの方は?」

「気にしないでくれ、私の従者のようなものだ。それに頭もいい」

「ワンちゃんは元気そうね」

「うん。僕元気だよ」

「もう行きたいのだが」

ご案内しますと地下に連れていかれる。

中は以外に狭く、洞窟とは言っても壁とゆう壁に本がつまっている。
本で出来た洞窟といった方がいいかもしれない。
明かりもなくランタンの明かりだけで進むと本当にすぐに行き止まりになってしまった。

「ここを見ればわかる通り、壁のなかに埋まっている本は掘り出して一冊出すのがやっと。全部出せば崩れるかもしれません。何度か試みましたがあちらをご覧になればわかるように崩れてしまいまして......」

「この先は全くわからないとゆうことだな?」

「そうなります。先も明かりが必要だと思うので、ランタンは置いていきます。魔力でつくので壊れない限り使い続けられます。それと、このロープですが、入り口と繋がってますので何かあれば引いてください」
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