天満堂へようこそ
「他の人は使えないの?」

「使えるのはごく一部ですね。それも簡単なものばかり。姫には足もとにも及びませんが」

ガラガラと大きな音がし、大半が壊れたので中にはいれると兵がいいに来た。

「行きましょう。真ん中と天井と言うことはまずはそこに行かないようにしましょう」

そう言って中にはいる。

「殺風景な部屋ですね」と言いながらもなにか緊張しているようにも見える。

「ありました。魔方陣が書いてあります。小さいですが」と天井の真ん中を指差す。

「僕には見えないけど」

天井の真ん中に魔方陣。
と何かユーリさんは考えていたけれど、「ムーさんお使い......頼まれてもらえますか?」と不意に言われる。
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