天満堂へようこそ -2-
つい、ガタッと椅子を倒し立ち上がってしまった。

「落ち着け、その本の中にも書いてある筈だ」

パラパラと本を捲り何処だと探すが、それらしい所は見あたらない。

「またまだ結月には早かったか?他界の本は読めない決まりだから、何処に書かれているからわからんが、お前なら気づくかも知れないと王は渡したのだろう」

本を持ち、暗号か?と聞くとただおっさんは微笑むだけだ。

「私の血は魔界とのハーフの血だ。天界の血をそのまま混ぜれば……そうか、血縁関係にあるから……そうゆう事か!」

「わかったら早く取れ。多分だがもし魔界で同じことが起こったならば、リアムの血が必要になっただろうが、魔界の血が入ってない奏太が魔界にいれば死んでいてもおかしくはなかったかもしれぬ」

「だが……」

「結月、お前の弟であるが、儂の甥にも当たる。だから助ける。それでは駄目か?」

「有り難く」そう言い頭を下げる。
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