天満堂へようこそ -2-
直ぐに血を採り幾つか濃さを分け点滴を用意し交換する。

「ユーリ、この番号順に交換してくれ。で、ムー、お前はついてこい」

「僕?なんで?」

「いいから来い」と首根っこをつかみ、天王に投げ渡す。

「ひゃぁ……」

「投げなくてもいいだろう?」

「ムーと遊びたかったんだろ?血の礼だ。ルーカスのところまで運んでくれ」

「儂も安く見られたもんだの……ムーよ」

「姫はいつもああなんだからぁ。あ、僕歩けますから降ろして……って、えぇー?」

「肩に乗るのは嫌か?高いだろう?」

「天王は今は小さくなっているが、かなりの大男だ。甘えておけ」

「そんなぁ、王様でしょ?僕、歩くからぁ」

「良い良い、さて行くとしようか!」

拗ねるムーを無視して、肩に乗せたままルーカスの元へと向かう。
中庭にいたので、ムーにとってはかなりの時間肩にしがみついていた事だろう。
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