per*effect:gene
六時を過ぎているのに、赤みを帯びた金色の太陽光がまだ庭を照らしていた。
「少し涼しくなったかしら」
白いワンピースに藤色のカーディガンを羽織った雅さんは太陽を見て目を細める。
「それなりに綺麗に咲いているわ」
雅さんの細い手がバラの花びらをなぞる。
「これから暑くなるから、つぼみも綺麗に咲いてる花も切っちゃいましょう。これなんか飾るのに良さそうだわ」
そんなことを言いながら茎にはさみをあてがう雅さんの横顔は穏やかに微笑んでいた。
サーモンピンクのフリルみたいな、小さな花。
パチンと芯のある音を残して切られていく。
私は切られた枝を雅さんから受け取っていく。
微かに漂う甘い香りのなかで、雅さんの横顔があまりにも綺麗で、私は思わず見とれてしまう。
ふと雅さんが家の門の方向に視線をやり、一瞬目が泳いだ。
つられて同じ方向に目をやりかけた瞬間、
「痛っ」
雅さんの小さな悲鳴をあげた。
「少し涼しくなったかしら」
白いワンピースに藤色のカーディガンを羽織った雅さんは太陽を見て目を細める。
「それなりに綺麗に咲いているわ」
雅さんの細い手がバラの花びらをなぞる。
「これから暑くなるから、つぼみも綺麗に咲いてる花も切っちゃいましょう。これなんか飾るのに良さそうだわ」
そんなことを言いながら茎にはさみをあてがう雅さんの横顔は穏やかに微笑んでいた。
サーモンピンクのフリルみたいな、小さな花。
パチンと芯のある音を残して切られていく。
私は切られた枝を雅さんから受け取っていく。
微かに漂う甘い香りのなかで、雅さんの横顔があまりにも綺麗で、私は思わず見とれてしまう。
ふと雅さんが家の門の方向に視線をやり、一瞬目が泳いだ。
つられて同じ方向に目をやりかけた瞬間、
「痛っ」
雅さんの小さな悲鳴をあげた。