爆発まで残り5分となりました
ドオオオオオオォンッ!!!
聞き慣れた爆発音と、そのあとに必ず流れるアナウンス。
『たった今、武道館がバクハツしました。死亡者はいません。
────引き続き、ゲームを行います』
刻一刻と、時間が迫ってきている。
悠真は首筋に微かに残る痣のあとを、さっと指先でなぞった。
悠真が痣のことを言いたくなかったのは、それが自分の死を意味しているからだったんだ。
悠真は必死に隠そうとしながらも───伝えようとしていた。
私が……悠真のその信号に早く気づいてあげられたなら、良かったのに。