爆発まで残り5分となりました
でも、
このゲームが、現実じゃなかったら、どうなるんだろう。私達の記憶は消えても、何かは残るかもしれない。
ふっと目の前に、一筋の光が見えた気がした。
「単純……かもしれない。ここが夢だとしたら、可能性はあるよ」
「佐山、それって。手紙が残る可能性が、あるってことなのか?」
轍が不思議そうに、何度も瞬きをする。
「たぶん」とだけ私が答えると、悠真がきっぱりと言い張った。
「夢なら何でもあり得る。だから、無意味なんかじゃない。やってみる価値はある」
「でも……悠真と汐見さんは……」
意味がないんじゃない、と言いたかったけど、その言葉を飲み込んだ。