年下でもいいですか?
「何をお聞きになったのかはわかりませんが、私はお宅のお嬢さんとお付き合いした事実はございません。
ただの上司と部下の関係でしたので」

「だから男性は嫌なんですの。
そうやって逃げるつもりでしょう?
確かに娘も嫉妬で言い合いぐらいはしたと思いますけれど、証拠だって本当にそうなのかどうかわかりませんものね?誰かが嫌がらせしたとか?

今あの子は暑い拘置所で可愛そうな生活を送っておりますの。
あなた方だけが何も関係ありませんて顔で生活をしているのが、わたくしには耐えがたくて。

お金なら払いますわ。
それが目的なのでしょう?
言い値で払いますから、今の方と別れて娘の元にお戻りになったら?今でしたらわたくし供もあなたを許して、あかりと一緒になることも認めて差し上げますけど」

くそばばぁ...

「ですから、お宅のお嬢さんとお付き合いの事実はないですし、私は入江さんと結婚を前提でお付き合いしています。ですので、お宅のお嬢さんと一緒になることは断じてあり得ません!」

膝元で手のひらを握りしめて耐える。
ここで怒れば俺の敗けだ。

「大山と木村さんの間には何もなかったと言いきれますし、
貼り紙をしたのもお母さんですか?」と長谷川が聞く。

「あら。
ご自由にって書いてありましたから、本当のことをお伝えしようとしただけですわ。誤解されたままじゃぁあの子もこれからの人生可愛そうですもの」

「入江さんの部屋に入るには、モニターで確認してからロックが外されると思うのですが、入江さんは木村さん達も一緒に来ていることを知って開けたのでしょうか?」

「そうでしょう?」

「この話を入江さんにしましたか?」

「勿論よ?
だってあの子は悪いことなんてしていないんですもの。
会いにいくたびにママ助けてって子供のように...不憫でなりませんわ。」

「お父様も同じご意見でしょうか?」

長谷川...お前なんで弁護士にならなかった?
今ものすごくかっこいいぞお前!
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