年下でもいいですか?
奥田に付き添ってもらい、父親の方に会いに行く。

「私たち家族はもうだめです。
私の教師生命も終わりでしょう。

妻が酷く娘を可愛がっているのはわかっていましたが、まさか薬まで用意するとは思ってもなく、私も聞かされるまま信じてしまって......
良く考えたらわかることなんですよね。
娘が大山さんに恋をしたのは本当だと思います。
ただ、人を傷つけるようなことはしないと疑いもしないで......
娘の妄想だったんだと今はわかってます。申し訳ありません」

「お聞きしたいことがあります。
彼女は薬のアレルギー持ちなので、簡単に薬を飲むはずがないんです。
奥さんは何を言ったんですか?」

「娘と私たち家族をめちゃくちゃにしたので、お詫びをしろと。
どうすれば良いかは分かっているよねと、薬を彼女の方へ......」

「それを彼女は素直に受けとりましたか?」

「いえ。
要らないので持って帰ってほしいと言われました」

「じゃぁなんで......?」

「娘の事を散々な目に合わせた挙げ句、人の親切を無下にするなと。
落ち着く効果もあるのでとその場で飲みなさいと妻が言いまして」

「彼女が自分で飲んだんですか?」

「結果的には。
ですが、3錠ほど妻が飲み、安全だからと彼女に手渡ししていましたが。
飲みなさいと。
それで入江さんは飲んだんですが、私は病状の事も何も知らなかったので......」
< 126 / 234 >

この作品をシェア

pagetop