年下でもいいですか?
飲みはじめてすぐに、野崎は適当に頼むからなと、店員さんに幾つか注文していく。

お待たせしましたと料理が並べられて行く中に、お茶漬けがあった。

「ほれ、これ食うてから飲み!
お前ろくに飯食ってへんやろ?
飲むなら食うてから飲め!」

「わかった」

食べ出して暫くしてから市川も来て、改めて乾杯する。

「久しぶりだな。
食ったか飯?」

「あぁ。
久しぶりの米だった」

「お前どれだけ食ってなかったんだよ!」

「わからない......
でも、今日病院に行ったら、退院の目処はつけてあるって」

「よかったじゃないか!」

「ただ、大分と怯えてるらしくて、これからの生活が大変らしいんだ......
言葉も中々出ないらしくて。
それはいいんだけど、俺も本で読んだ知識しかないけど、
なんとかやっていこうと思うし。」

「こう言っちゃなんだが......
別れるって選択肢はなかったのか?
情だけではなんともならないぞ?」

「考えたこともないよ。
こんなに惚れたのは初めてなんだ。

一週間は有休取ろうと思ってる。
前の分があるし。
その後が怖くてさ......一人にさせるのが」

「うちの嫁にも頼むから大丈夫だ。
買い物や何かあったときは近いんだから呼んでやってくれよ」

「ありがとう」

「でも、裁判もそろそろだろ?」
< 132 / 234 >

この作品をシェア

pagetop