ガラクタ♂♀狂想曲
"お友達になりませんか"
"ヘンな理由"
こんな私たちの関係を言葉で示すなら、セフレが最も妥当なところ。
だけどセックスしないときでも会うのだし、デンちゃんがルミちゃんのことを好きじゃなければ、付き合っているのと変わらないとも思えた。
「デンちゃん」
「——なに」
「そろそろ5分経つよ」
「じゃあ、あと3分追加」
「えー…、無理」
「じゃ2分で」
ついこの間まで付き合っていた男は、大学が同じだった。けれど毎日スロットばっかりやっていて——。でも私は大好きだった。
そんな彼は親元で、ひとり暮らしをしている私の部屋に半同棲状態。彼の物が部屋に増えていくたび嬉しくて。
なのにそこへ他の女を連れ込んだあいつ。
信じられない、最低な男。
そんな見境や秩序の欠片もない男の正体を、私はその現場を見るまで見抜くことが出来ず、大好きだった。
「はあ…」
ため息しか出ない。
ほんと自分で自分が情けない。