好きが涙に変わって溢れてく。

振り向くと、そこには明菜。


何で……?


あの可愛らしい笑顔で、明菜は私の後ろに立っていた。




「……何?」


「あのね、今度の日曜日に魁くんと遊びに行く約束してるんだけど、桜綾も一緒に行かないっ?」



は……?



「3人で?」


「うんっ」



何言ってんの?

6人とか、何でわざわざ2人の仲いい所を間近で見なきゃなんないのよ。


どうせ私に対するただの嫌がらせだろう。




「私はいいよ。2人で行っておいでよ」


「お願ーい、一緒に来て?桜綾いた方が心強いの!ねっ?」



両手を目の前であわせて可愛らしくおねだりする明菜の姿に私たちは呆然だった。


周りに人がいるからってここまで変わるものなのか?



私にはそんな言葉、“私たちの仲いい所を見せつけたい”にしか聞こえないけどね。




「だから無理だって。私日曜日予定あるから、ごめんね」



イライラして、私は強く言い放った。


チラチラと周りの視線を感じたけど、そんなの無視。

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