好きが涙に変わって溢れてく。
シュンと縮こまるように明菜は肩を落とした。
「そっかぁ~……わかった、ごめんね」
俯いたあと、どこかへ走っていく明菜。
きっと魁の元にでもいったんだろう。
その時私は見逃さなかった。
明菜がニヤリと小さく笑みを浮かべたのを……
「なんなのあいつ……ブリッコして」
「みんながいる時じゃ本性出せないからねぇ」
睨みつける瞳と彩葉。
逢織は心配そうに私を覗き込んだ。
「桜綾?本当にいいの?行かなくて……」
「だって3人だなんて、思いっきり私を1人にさせて2人の仲いい所見せ付けたいだけでしょ。そんなの見たくないし、休日に明菜と過ごすなんて嫌」
その手にはのらない。それに魁ともずっと顔合わせてないから気まずいし。
このまま時間が過ぎていけばいい。
「私なら大丈夫だからさっ‼」
また大袈裟に笑って逢織の背中をバンバン叩く。
3人は少し寂しそうな目で私を見ていた。