好きが涙に変わって溢れてく。


授業が終わって移動教室から帰る途中、前方に男子が4人集まっていた。


見たことあると思ったら、3年の問題児ばかり。



着くずした制服に茶髪や金髪。


校則なんて全く無視した彼らは、謹慎になっていたのか全く見ていなかった。最近解けたのだろうか。



集まって何か話している彼らの前を横切るのは嫌だったが、道はここしかない。


そう思っていると、彼らの中の1人が私の存在に気付いた。


そして次々と私の方を見る。



何……?



ニヤニヤと怪しい笑みを浮かべる彼ら。

気味が悪くなって、私は足早にそこを通り過ぎようとした。



その時。





「――っ‼」



足を誰かに引っ掛けられ、躓いて勢いよく転んでしまった。


それと同時に湧き上がる笑い声。



「だっせ~」



4人全員が大声でゲラゲラと笑い出す。


私はムカついて彼らをキッと睨み付けると、彼らも舌打ちをして私に近付いてきた。




「おいお前、足当たったじゃねえかよ。折れてたらどうすんだよ」


「引っ掛けてきたのはそっちでしょっ、しかもあれだけで折れるとか、バカじゃないの?」



怖いとか、それ所じゃなかった。

泣きそうだったけど、こんな不良みたいな奴らに笑われてバカにされて、頭を下げる自分が嫌だ。




「あぁ!?何だとてめぇ……っ」



1人が私の胸倉を掴もうとした時、後ろにいた男が彼の肩を掴んだ。



「いいじゃねぇかよ、こいつってアレだろ?男とっかえひっかえしてるっていう噂の女だろ?どうせ金巻き上げたりしてるだろうし、金払ってもらえば。お前の治療費」


「いいねぇーそれ」

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