好きが涙に変わって溢れてく。

見られてたんだ……



「違うよ。尊琉君とは付き合ってない」


「でも好きなやついるんだろ?」


「いいのもう……無理だから」



だって初めから叶わなかったんだもん。


頑張っても届かないんだもん。



魁、好きなのは、あなただよ……



「何で諦めんの?」



魁は私の両肩を強く掴んだ。



「頑張れよ……っ、俺、お前にいろいろ相談に乗ってもらったから、俺でよかったら協力するからっ」



周りから見たら、これは友情なんだろう。友達として、私の為に力になってくれようとしてるんだろう。


優しいね。嬉しくて、嬉しくてたまらない。



だけど……その優しさは、余計に私を辛くさせるだけ。





「どう頑張れって言うのっ!?もう結果は見えてるの‼どれだけ想っても、どれだけ頑張っても、私の気持ちは届かないのに‼」




頑張れというなら、私を見て。


諦めるなというなら、私の気持ちに答えて。



それが無理なら、もう――……






「いらない」



小さく呟いて、今度は魁を真っ直ぐに見て言った。








「優しさなんか、いらない」




酷いことを言った?


いや、これでよかったんだ。

お互いのことを思ったら。



好きだなんて言って困らせたくない

自分の首を絞めるようなことしたくない。


だからきっと、これが正しかったんだ





魁……酷いこと言って、ゴメンね。

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