好きが涙に変わって溢れてく。
まさかそんなことだとは思ってなくて、私はピクリと反応してしまった。
「っていうか、いるよな?」
どうやって言えばいいんだろ。
でも嘘ついても変だし……
「……うん、まぁ」
私は頷いた。
「今も……そいつのこと好き?」
何で、そんな質問?
尊琉君が知ってどうなるんだろ……
今あんまりそういうこと聞いてほしくなかったな。
「わかんない」
少し素っ気なかったかな……
尊琉君は何も言わなかった。
微妙な空気が流れる。
「なぁ‼今日ひま?」
「へ?」
パッと明るくなった尊琉君は、私に顔を近付ける。
「どっか遊びに行かね?」
「ふ、2人で?」
「おう‼もちろん!」
そんな笑顔で言われても……いきなり2人でって、それってまるでデートみたいじゃない。
「いや、いいよ……だって私お金も何も持ってないし、行く所もないじゃない?」
「そんなの気にすんなって!行こ‼」
「えっ!?」
断ってみたものの、全く意味は無し。
それ所か、尊琉君は乗り気で無理矢理私の腕を引っ張った。
行くなんて一言も言ってないのに……
尊琉君は全く聞く耳持たないし。
もうこれは逃げられないな……