Des gouttes de larmes 〜涙の雫〜
『やっぱ夏の海は気持ちぃ〜!!ねっ雄大あっちの砂浜の方行ってみよ!』




『おーい奈々走ると危ないよ〜!もう29歳なんだから〜』




『うるさい!!』




そう言うと私は砂浜へと駆けて行った。




『せっかくなら水着持ってくればよかった〜』




『奈々の水着見たかったなぁ』





『バカ♡でも、昼は海、夜は花火大会って夏満喫だね♡』





『最高の休み♡ずっと続けばいいのに。』




『本当に!毎日が休みだったらいいのに〜』





『じゃあ主婦にでもなる?』




『!?』




『ちょっと!待った!今のなし!』



雄大も慌てふためく。




『ちょっとドキッとしたじゃん!!てか、主婦は毎日休みじゃないし!家事大変なんだから!』




『あははそうだよねー。ごめーん』





ドキッとしてしまった自分が恥ずかしい。




ただ何気ない一言に反応してしまった。




でも、私は雄大となら結婚したい。




その気持ちが自覚できた。




『そろそろ帰ろっか?浴衣着れなくなっちゃうよ?』




『もうそんな時間?早い〜!!』




『まだまだ花火大会がございます。お嬢様。』





『そうだね♡花火も楽しみ〜♡』





私達は海を満喫し浜辺を後にした。
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