ヘタレな貴方と強がりな私


白戸さんが二人を見つけた時は
既に話し込んでいたようで
近づこうとしたら
かずくんが白戸さんに気がつき
“待って”と手のひらを見せてきたと言う

さすがの白戸さんも
かずくんの行動に驚いた様子だが
遠くから二人を見守ることにしたそうだ


「俺もハッキリ聞こえたわけじゃないが…多分、なっちゃんは…“おとうさん”について疑問に思っているんじゃないかな?」



いつか、そんな日がくるんじゃないかと
内心ハラハラしていた
でもそれは
もっと先の話だと思っていた


『奈津が…会いたい、と?』


「そこまでは聞こえなかったけど、“おとうさん”って言葉が何度か聞こえたんだ」

< 191 / 397 >

この作品をシェア

pagetop