ヘタレな貴方と強がりな私


寝床を作ろうと
クッションやブランケットをセットすると
何故か小鳥遊くんは
そこに身体を休めてしまった


『小鳥遊くんはベッドで寝ていいよ』


「んー、そうじゃなくて」


そう言いながら
身体を少しずらし
もう一人分を空けていた


…もしかして、一緒に?



『た、小鳥遊くんっ、あのね、』


正直、まだそんな勇気というか
覚悟はできていない
何を今更、と思うかもしれないが
離婚して3年、
結婚生活だって
奈津を妊娠してから一度もなかった
考えたら約5年は使っていない

そんな身体をどうぞ、と
簡単に差し出せるほどの勇気はない

でも、小鳥遊くんは私の意見など御構い無しだ

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