ヘタレな貴方と強がりな私


今、私は…和風のカフェにいる
本格的な抹茶が飲めると
抹茶ブームに乗って
数年前にオープンしたカフェ
なぜ、ここにいるか…


目の前には
先程の怒った顔つきと違い
何故か不貞腐れているようにもみえる
小鳥遊くんが座っている


抹茶に和菓子…と、小鳥遊くん
どう見ても似合わない
そう思ったら、笑っちゃいそうだった



「俺、怒ってんだけど」


そんな私をチラッと見ては
面白くない、という顔


『…うん、ごめん。本当に、ごめん』


謝っても謝りたりないかもしれない
だってたまたま偶然会ったばかりに
恋人だと勘違いされたのだ
だが、小鳥遊くんがひっかかったのは
そこではなかったようだ

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