危険地帯
なんだろう。さっきまでと、この場の雰囲気が変わった?
つい先程までピリピリと張り詰めていた空気が、私が「誓います」と言った瞬間和らいだような……。
「僕も高一。ちなみに、あの二人は高二だよ~」
猫平律の間延びした喋り方に、拍子抜けしてしまう。
黒龍って、普段はそんなに怖い人達じゃないのかな?
「羽留には、黒龍について教えといた方がいいかもな」
「あぁ、そうだな」
西篠司の呟きに、相良深月はまたソファに座って、西篠司の考えに同意した。
相良深月は目だけを私に向け、
「羽留」
と、私の名前を偉そうに呼んだ。
「簡単に黒龍のことを説明してやる」
上から目線な態度がムカつくって思ってることが、顔に出ないようにしないと。
……大丈夫。感情を隠すのは、得意だ。