危険地帯




「黒龍は、さっきも言った通り、総長と副総長と幹部がいる。それが俺達だ」


「でも、本当は幹部がもう二人必要なんだけど、皆実力がなくて、今のところ幹部は僕だけなんだ~」



相良深月の説明に、猫平律が付け足す。


本当は幹部以上が五人ってことだよね?


……今は三人でよかった。


五人に殺気を向けられてたら、「誓います」って言うことすらできなかったと思う。



「それと、ここは俺達・黒龍のたまり場だ」


「街外れにある廃ビルを、先代の誰かが改造したんだ」


「今いる場所は地下。ここは幹部以上しか入れねぇ。それより上の階は誰でも自由に使っていいようになってる」


「俺達はほとんどここで生活してる。ここにはなぜかバスルームも寝室もキッチンもあるからな」



相良深月と西篠司は、わかりやすく説明してくれたおかげで、ここがどういう場所なのかわかった。



やっぱりここは地下なんだ。


まさかバスルームや寝室、キッチンまであるとは思わなかった。


きっと、後ろにある扉を開けたらあるんだろう。



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