危険地帯
「ねぇ、その技どうやるの~?」
「これは、こうやってグワッとさせて、ズバーッと一気にやるんだ」
「うわあ、全然わかんな~い」
「はあ!?せっかく教えてやったのに」
恭弥という人の技が気になったのか、そう尋ねた律にわざわざ技を教えた恭弥という人。
恭弥という人の説明はちょっと雑、いや、すっごく雑だった。
本人は、丁寧に教えてるつもりらしいが。
結構、黒龍と神雷って相性いいんじゃないの?
ワタシから見たら、だけど♪
「くそっ」
ふと視界に入った忍者は、悔しそうに歯を食いしばる。
よそ見をしていたワタシの後ろから一人の不良が襲いかかってきた。
「羽留……!」
深月は、心配そうにワタシの名前を叫ぶ。
安心して、深月。
ちゃーんと気配に気づいていたから。