願いが叶ったその時…
百「光琉!見てコレ!」
光「どれですか?」
光琉さんが駆け寄っていくと
百合さんはそれについて
ずっと話している。
千「ちょ、ちょっと、何さあれ」
「あ、千景さん」
千「『あ』って、今まで俺のこと忘れてたの?」
さっきまでのことが頭から離れなくて
この人のことすっかり忘れてたな。
千景さんも百合さんの事は
よく思ってないみたいだし…
千「で?あの子と『桜花』ってどういう関係?」
「それは、」
女「お邪魔しまぁ~す」
女の猫なで声が聞こえ
俺達は一斉にその声のする方向を見た。
どこかで見たことのあるような
だけど、思い出せない
誰もがそう思っているとき
光琉さんだけは
この女の正体を知っていた。
光「なんで、お前がここに、」
女「えぇ~彼女なのにそんな言い方
ひどくない?光琉…何この女…」
光「百合さんっ」
百「今日は邪魔ばかり入りますね」
光琉さんに近づいてきた女の
間に入ったのは百合さんだった。
顔は笑っているが目だけは笑っていない。
さっきと同じだ。
女「何よこの女…あぁ桜花の人達に捨てられた
可哀想な人じゃない」
百「…」
女「私達ひさしぶりの再会なの
そこ退いてくれる?」
百「帰りなさい」
女「あんた、何言ってんの?
いいからそこどけ…っ」
百「…帰れって、言ってるの」
全「っ」
百「話の内容がわからないのなら
わかりやすくいってあげましょうか?
貴方は光琉にとって邪魔でしかない
どれだけ親に愛されてきたかは
理解しかねるけど、
何でもかんでも自分の物になると
想わないことだな…
あぁあと、これ以上光琉に付き纏うなら
貴方の親と話して解決しましょうか?」
この場にいる全員が息をのんだのがわかる
この女はもう完全に、
百合さんを、怒らせた。
さっきのこともあるのに
『桜花』なんて言葉をだすなんて
知らないとはいえこれは…
女「え、偉そうにしないでよ!
光琉!何なのよこの女!
早く私の目の前からっ」
光「それ以上…百合さんを悪く言うな」
こんなに殺気を丸出しにした
光琉さんをみたのは初めてだ
どんな奴にだろうが無関心なのに…