願いが叶ったその時…
百「私は、邪魔なんですか?」
原「それは違います!」
百「なら、さっきの話はなんなんですか
私が夏風を縛ってるなんて、
だったら私は!」
「百合さん!!」
俺達の言葉を聞かずに走り去って
しまった百合さんを原田と筒宮がおいかけ
俺は光琉さんにこのことを
伝えに店まで急いだ。
「光琉さん!」
光琉さんにさっきのことを話すと
若に渡すであろう袋を
俺に渡し、店を出て行ってしまった。
千「あーぁ、女って本当に弱いよねぇ」
「っ…俺は、最初こそ百合さんが嫌いでした
でも…今は、あの人を傷つける者は
誰であろうと許さない」
それがたとえ、若の友人でも
あの人が、百合さんが若の光になって
くれるなら
俺達はどんなことだってしてみせる。
「光琉さん!!」
光「だめだ、どこにもいねぇ」
「どうしたら、」
そんなとき、光琉さんの携帯がなり
原田からだったそうだ。
どうやら百合さんはそのままマンションに
帰って行って部屋から
出てこなくなってしまったと
「すみません、俺らがついていたのに…」
光「いや、あれはどうにもできなかったんだ
俺でもどうにもできなかったさ…
自分を責めるなよ」
あの時、もっとなにかを言っていたら
百合さんを止められていたかもしれない
だけど、だとしたら…
百合さんはこれからも知らないままで
今聞かなくてもいつかは…
俺は、守れないのか…
side柾木 end