正しい男の選び方

いよいよ19日になった。パーティーは今晩だ。
ルーシーと葉子は朝から準備に大忙しだった。

葉子は、自分の結婚式もきっとこれほど大変じゃないだろう、と思うぐらいだった。

夕方、ルーシーと葉子が支度をして浩平の前に姿を現した。
浩平は、キラキラとまばゆい二人に圧倒されているようだった。

「……二人ともすごく綺麗」

ルーシーは言われ慣れてるのか、はたまた外人だからか、何のてらいもなく極上の笑みを返す。
それから浩平の手をとって、ふわりと一回りしてみせた。

「どう?」

「素敵だよ」

浩平はルーシーを抱き寄せてほっぺたに軽くキスをした。

確かに、ここは、ニューヨークだし、タキシードをビシッときている浩平はなんだか外人みたいになっちゃってるし、ルーシーは金髪美人だし、ただの挨拶なんでしょうけどね、

二人を見ている葉子の方が照れてしまって仕方がない。


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