正しい男の選び方

サンディが涙を流しながら葉子に話す。笑いすぎて息もできないようだった。

「それで、最初は睨み合ってたんだけど、何かすごくおかしくなっちゃって、私が吹き出しちゃったのよね。
 それから三人で大笑いして、いろいろ話してるうちにアナも私も結局コウヘイをふっちゃったの。
 私たちはコウヘイにはもったいないって。
 それから、アナと私の二人で飲みに行って、なんだかんだで今まで友情が続いているのよねー」

もう、なんかいろいろと衝撃が大きすぎる。葉子はクラクラしてきた。

「確かさ、アナがさ、ストーカーみたいに男につきまとわれてた時もすごい騒ぎになったよね!?」

エヴィリンが思い出したように言った。アナがニヤリとする。

「そうそう、コウヘイが相手の男に決闘を申し込む、とか何とか息巻いちゃって。自分だってちょこちょこ浮気してたくせにね」
「そうだった、そうだった!」

ルーシーが思い出したように相づちをうった。

「取っ組み合いのけんかになって、教室のガラスとか割れて、大学に弁償してたよねぇー、確か」
「してた、してた。コウヘイってけんかは弱かったんだよね」
「アレは、相手の男が強すぎたよ」
「殴られてのびちゃったんだよね。で、男とアナが一緒に病院に運んだっていう……」
「アナの今のダンナがその男だから、わかんないもんよね」

ルーシーはくすくす笑った。


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