正しい男の選び方
浩平は葉子に指示を出しながら、手早く塩こしょうをまぶして、醤油をさっと鍋はだに回し入れた。
醤油の焼ける香ばしい香りが食欲をそそる。
最後に葉子の刻んだパセリを入れて、美味しそうなバターライスが出来あがった。
「さて、と……食うか?」
「……うん。食べよう」
浩平は二つの皿をそれぞれの席に置いた。葉子がグラスにワインを注ぐ。
二人はグラスをかちんとならして乾杯をした。
「で? 話って?」
「うん……」
葉子はグラスに注いだワインを飲み干した。少しお酒の力を借りないと言えそうもない。
コホンと小さく咳払いをした。
「……浩平、私ね、あなたのことが好きなの。とても……好きなの」