正しい男の選び方

ぼうっとしてくる頭で分かる事は、目の前で笑ってる浩平がたまらなくハンサムでイケメンでカッコ良くて……とにかく最高にステキだってこと。
その浩平がワインを飲みながら葉子に微笑んでくれて、それを見てるだけで葉子はどうしようもなく幸福な気持ちになってしまうということ。

(どうしよう……)

葉子は衝動が抑えきれなかった。

がたっと席をたったのは同時だった。

先に抱きしめたのは浩平だった。

「肉よりも食べたいモノがあるんだけど」

浩平が葉子の耳元で甘くて低い声で囁く。葉子の腰はくだけそうだった。

キスをしたのは葉子からだった。浩平の唇をむりやり奪うと、浩平は目をぱちくりさせてびっくりとした顔をする。

「意外と手が早いんだ」

キスを受けながら浩平が呆れる。

「だって、……こういうのは早いもの勝ちでしょ」

葉子はキスを続けた。自分が止められない。
浩平にもっと触りたい。触って欲しい。


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