俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】
「あっそうですか!ならもう柊くんとは関わらない方がいいってことね!」




「前からそう言ってんだろ」




頭に血が昇っている私とは対照的に柊くんは淡々と冷静に言った。




それがまた気に食わなくて、どんどん怒りが込み上げる。




「遠足の時のこととか、最近はいい人だって思ってたのに…やっぱ柊くんはそんなんじゃなかったよ…!」




「へー俺のこといい人って思ってたんだ。それはお前の勘違いだな。俺はそんな出来た人間じゃない」




柊くんは馬鹿にするように鼻で笑った。




なによ、それ…




いい人だって思ってたのに…
どうしてそんなこと言うのよ…っ




視界が徐々に涙のせいで歪んできた。
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