俺の半径3メートル以内に近寄るな。 【完】
「放課後ね、そこにいる彼女が焦った様子で、柊くんが倒れたって呼びに来たのよ。それで、熱でうなされてる柊くんをここまで運んできたってわけ」




「そうだったんですか…」




俺、倒れたのか。




朝からいつもより体がだるいとは思ってたけど、まさかな。




「水沢さんね、あなたのことが心配だからって言って最初ここに残ってて、熱が落ち着いていくと、また空き教室のほうへと戻って何か作業をしてたみたいよ。それで、作業終わったからってさっきまたここにやってきたの」




ふーん…そうだったのか。
結局、あいつに雑用全部任せちまった、か。




俺はベットの縁で眠る、あいつに視線を向けた。




「水沢さんってば、すごく自分のことを責めてたのよ」

「え?」




は?なんで?




北川先生は続けて言った。




「私がもっと早くに気づいてあげれたら、彼にこんな辛い思いはさせなくて済んだのにって。私にも責任があるってずっと言ってたのよ」
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