水玉模様
「だって充也、それ好きでしょー?」

「誰がいつ好きだなんて言った⁈」

クスクスと笑うあたしも含めた4人と、それを睨む充也がいた。

「やべ…和奈姉おもしろすぎだから。くく…っ。」

「充也くん、もしかして結構トラウマ入ってたりするー?」

「確かに名前…一緒ですね(笑)。」


「瀬口…。」

「ん?」

「恨んでもいいか?」

「…‼︎」

コワイんですけどーっ!

あたしが差し入れしたのは、充也と同じ名前のサイダー(笑)。

ウケ狙いだったんだけどなぁ…。

ヤツは、真剣だった。

そんなこんなで始まった課題処理の会ーーー今日は、思わぬ人達との出会いの日でもあった…。


コンコン

ノックの音が聞こえたのと同時に、充也の部屋のドアが開いた。

「充ぅ、…あ、いらっしゃい。」

「なんだよ、勝手に開けんなって。」



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