水玉模様
新学期早々の嫌な出来事は、パッタリとなくなったーーー…。


平和な毎日。

言い換えれば、平凡な毎日。

でも、今はこれでいい。

いつもの仲間とつるんで、笑って…。

これで、いいんだ。

恋愛沙汰から、少し離れたいと思うから…。


上履きは、まだなくなったまま…あたしは相変わらずスリッパで、たまにあやねから突っ込まれるけど、そこは笑ってスルーしてたりする。

篠田くんは、最近秋の様な…前よりも少しだけ哀しげな表情をたまに見かけるけど、あたしの出番じゃないんだと…言い聞かせる。

それでも、中庭の花壇のコスモスは、今か今かとその蕾をピンク色に染めていた―――…。


「ね~瀬口ぃー、これから服買いに行かない?」

9月も下旬になったある日の、放課後のことだったーーー。

「え?服?」

「修学旅行、来月じゃん?準備しようよ♪」

「あ、そか。」


「じゃー俺もっ♪」

「工藤瞬はいらないでしょ。」


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