水玉模様
「冷たいなぁー、生輝今の聞いたぁ?」

「うん。でも買い物に俺ら邪魔じゃん?今日は2人で帰ろ?」

「うわ、生輝はやっぱり和奈姉達の味方するんだ!」

「そういうのとは、違うだろ。」

「きゃは♪」

いつも通りの、他愛ない会話。

この空間にいる時が、今一番楽しい時間かもしれない。

「じゃぁ和奈姉、後でメールするね!」

「うん、わかった。」


これで、いい。

工藤瞬と、少しだけ素直に会話ができる様になったあたし。

篠田くんとは、なんとなく疎遠になってしまっていたけど、森さんと付き合ってる訳だし…。

あたしの入り込む隙間は、きっとどこにもないと思うから。


春ーーー篠田くんに出逢う前のあたしに戻っただけ。

そう思えば、辛くない。

そう、思えれば…。


「あやねと買い物とか、何か久々だよね。」

「うん!早く行こ~!」

あたし達は買い物組と帰宅組、二手にわかれた。

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