水玉模様
「ちょっと忘れ物。すぐ追い付くから先行ってて?」

あたしは靴箱の前まできて、教室へ引き返すことになった。



「ちょっとー、あんた達そんなことしてたのぉ?」

「だってカンジ悪くない?」

「ウザイっつーか。」

「そうそう、ウザイ。」

「じゃ、あたしもー!あの子悠の気を引こうとしてさ、嫌いなんだよね。」



あたしは…教室に入れずにいた。

彼女らの、話し声が聞こえてしまったから…。


1人は、森さん。

後の3人は、この前のーーー…。


「……。」

どうしよう…。


「最近学校のスリッパ履いてるから、何かないかなって考えてたんだよね。」

「明日の朝のビックリする顔が超楽しみ。」

中で…何してんだろ。

てか、やっぱり上履き盗った犯人はこの3人…。


「…。」


――ガラッ――

あたしは意を決して、ドアをあけた。

「あ、誰かと思えば。」

「な、何してんの⁈」


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