水玉模様
「ヒマだから瀬口も体育館で歌ってきたらぁ?オペラやるらしいよ、合唱部。」

「…あたしとっくに辞めてんだけど。」

「知ってるもーん!」

「和奈姉って、合唱部だったの?意外~っ。」

「どういう意味よ、工藤瞬⁈」

「あ、いや…特に意味は…。」

「きゃはは!」

「まぁまぁ、今日は俺の記念日なんだし、仲良くいきましょうよ。」

あたし達の間に入り、空気を上手く中和するのは生輝くん。


懐かしいな、合唱部なんかに入ってたんだよな、あたし。

「後で見に行く?」

「あやねは賛成ッ!」

「じゃぁ決まり!」

別にオペラが好きな訳じゃないけど、クラスの掲示物よりはマシだと思ったから、あたしはあやね達を誘った。


それと―――。

だんだん迫ってきてる修学旅行のことを考えたくなくて…現実逃避もあるのかも。

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