水玉模様
タイトルは『サロメ』。

脚本:オスカー・ワイルド
作曲:リヒャルト・シュトラウス

原作は新約聖書、と書いてあった。


《只今より、合唱部の発表『サロメ』を上演します。》

続きを読もうとしたけど、アナウンスが入り、体育館の照明が落ちてしまった。

拍手が起こる。

「…。」



サロメとは、女の名前だった。

ヘロデ王の、義娘。

そのサロメが想いをよせているのは、ヨカナーン。

しかし、彼女を拒み続けるヨカナーン。


「…。」

なんかかわいそう…失恋の話?

てか現実逃避しに来たのに…切ないじゃん。

叶わない恋とか、マジでやめてくれないかな。

サロメは、拒絶されればされる程ヨカナーンを愛しく想い、手に入れたいと強く思う。

もはやそれは、狂気に似ていた。


そんなサロメ、父であるヘロデ王に、ヨカナーンの首が欲しいと願う。

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