水玉模様
高3になって、進路のこともあるというのに、あたしときたら全然ダメで…。

帰りに担任から呼び止められて説教くらってたせいで、みんなとはワンテンポ遅い帰宅。


「はぁ…。」

誰もいない教室でため息をつきながら、瞬と篠田くんに今から帰る事をメールした。

瞬と篠田くんーーー完全に浮気だ。

一応…てかちゃんと、その自覚はある。


「良かった、まだ居た…。」

「え…、篠田く……。」

「メール見て…まだ学校かもって思って戻ってきた。俺さっき出たとこだったから。」


やば、超嬉しい。

「篠田くん…は?」

「俺?委員会の集まり。一緒に帰ろ?」


篠田くん…。


「うん。」

篠田くんの笑顔で、自然とあたしも笑顔になる。

この瞬間が、どうしようもなく好きなんだ。

「てか何で学校にいたの?瀬口さんも委員会?」

「あたし?説教くらってたよー。もっと頑張らないと、大学のランク下げなきゃいけないって。」

「そっかぁ。今からでも頑張れば大丈夫だよ。」
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