水玉模様
瞬の誕生日にあたしがプレゼントした香水、瞬は毎日つけてくれていて、その匂いはさっきも瞬からしていたんだ。

昨日和紗とすれ違った時にした匂いと、よく似ていた…てか同じなんじゃ……。

もしかして昨日、瞬は和紗と会ってたの?

匂いが移るくらい、近くに居たの…?

駅で見かけた瞬らしき人は、やっぱり瞬だった…?

なんで…何がどうなってるの?

「…。」


でも昨日瞬は頭が痛かった…って…。

それは嘘…?

だけど和紗と会う理由なんかないじゃん…てことは、あたしの考えすぎなのかな。

いくらなんでも妄想ふくらませすぎだよね。


「何て顔してんだよ?」

「充也…。」

教室に着いてもぐるぐると考え事をしていたあたしに、心配してなのか充也が声をかけてきた。

「そろそろこの世でも終わるのかぁ?」

「そんなにヒドイ顔だった?」

「超が付くくらいな(笑)。」

充也が意地悪く笑った。


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