水玉模様
「…えっ?ちょっと何この内容…!」

あからさまに驚きを隠せないあやねと、動揺を隠せないあたし…。


「はは…ちょうど、タイミング良かった…ってやつ?」

「でもッ、最後の方とかありえなくない⁈てかメールって時点でダメでしょ!」

「…いいよ、もぉ。」

そうは言いつつも、やっぱり悲しい気持ちは無くせなかった…。


“瀬口和奈センパイ、好きです。付き合って下さい!”


瞬――…。

あたしは、瞬の彼女らしいことをどれだけしてあげられたんだろうーーー…。


“待ってもいいなら、待つから…。”

いつも、あたしの心を優しく温めてくれて…暖かい気持ちにしてくれた。


守って…くれた。

“俺の和奈に、今後一切関わるな!!”


なのにあたしは……瞬の気持ちを、裏切ったーーー。

“俺らさ、ずっと一緒…かな。”


「瞬…っ。」

あたし自身が選んだ道なのに…泣いてるあたしは、卑怯だ。


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