水玉模様
あやねはその後も、あたしの涙がおさまってもずっと、一緒に居てくれた。

ファミレスでゴハンを食べて、家に着いたのは20時を少し過ぎた頃。

あやねは、瞬とちゃんと話した方がいいと何度もあたしを説得してきたけど、あたしはもうそんな気持ちにはなれなかった…。


終わったんだ…あたしと瞬は。

その事実は、変わらない…。


家に着いても、あたしは部屋にこもってじっとしていた。

空気の抜けた風船みたいだった…。

そのあたしの視界から離れないのは、去年のクリスマスに瞬からもらった香水だった。

「気付いてないのかな…。」

瞬からもらった香水と対になるメンズの香水があって、あたしが瞬の誕生日にプレゼントしたものがそれだった。

でも瞬が欲しがってたから、プレゼントにしたんだ…。

「…。」

もう…そんなことは、あたしの気にする事じゃなかった。


可笑し…今日別れたのに。



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