水玉模様
カシャン…

あたしは瞬からもらった、ネックレスにしてた指輪を丁寧に外して、香水の横に置いた。


終わり――…。

正直、瞬からあんなメールが来て終わってしまうなんて、思っていなかった。

終わりは、こんなにも呆気(アッケ)なくて、こんなにも突然だった。

きっとあたしが男でも、あたしみたいな女…イヤになっちゃうだろうな。


「お姉ちゃん?入るよ…?」

ひょこっと顔をだしたのは、和紗だったーーー…。

「…なに?」

長話しなどする気のないあたしは、ぶっきらぼうに返事をした。

「今日、何で遅かったの?」

「あやねといたからだけど?なんで…?」

「お母さん、連絡ないからゴハン家で食べるかわかんない…って言ってたよ。」

「あ、連絡してなかった。」

「…。」

「それだけ?」

「……。」

和紗は少し下を向いて、髪を触りはじめた。


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